文化祭でたい焼き屋をやった話

はじめに

先日、学校の文化祭にてたい焼き屋さんを出店させていただきました!

 

大盛況(...多分)だったものの、予期せぬトラブルが多発し、なかなかハードな3日間となりました。(準備日含め)

 

来年以降に同じような企画をする人、そして自分の備忘録としてここにまとめておきます。

事前準備 (器具編)

まず、たい焼き屋さんをやるに当たって、必要な機材を揃えました。

 

たい焼き機に関しては、ダスキンさんから2台レンタルしました。

 

全国に展開しているため、最寄りの店舗を探してみると良さそうです。

 

event.kasite.net

 

また、それに伴い、ガスもレンタルしました。

 

ガスに関しては、文化祭の実行委員の方に任せたので、詳細な情報は不明です。

 

事前準備 (材料編)

レシピについて

こちらのレシピを参考に、たい焼きを作りました。

 

oceans-nadia.com

 

先に言っておきますが、めちゃくちゃ大変でした。

 

というのも、文化祭規模となると1日に300-400個作らなければなりません。レシピを見てもらえるとわかると思いますが、この量の生地を小麦粉や砂糖を1から混ぜ合わせて作るのにはだいぶ時間がかかりました。50個分作るだけで30分はかかっていました。

 

市販の"たい焼き粉ミックス"として売られているものを買うのが楽かな、と思います。

 

上記のレシピ分量だと、生地の量がピッタリだったので、1.2倍ほどの分量で作っておくと良さそうです。

 

実際、文化祭の2日間で600個分の材料を用意していたのですが、実際には400個ほどしか作れず…

 

たい焼きを焼く際に、生地の量を調整するのが難しく、このような羽付きのたい焼きになってしまいました。(もちろん、これはこれで美味しいのですが!)

 

はねつきたい焼き (友人撮影)

生地はあらかじめ多めに作っておくべきでしたね…

失敗分だったり羽がついてしまったりするので…!

たいやきの餡の話

今回は、つぶあん、カスタード、くりあんの3種類の味を売りました。

 

あんこ/カスタードの量は1個あたり50gほどを想定していました。が、1回1回50gを計り取る暇もなかったため、半分ぐらいの量で提供してしまったことも…(買ってくれた人、ごめんなさい!)

 

下の写真の量だとちょっと少ないかな?という印象でした。

え、こんなに!?って思うかもしれませんが、市販のたい焼きもこれぐらいで、完成品を見るとこれでちょうど良い量です。

 

あんこはもっと入れたほうが良い

あんこに関しては買い足しが厳しかったため、800個分である40kgのあんこを買いました。

 

普段、食料品では見ない単位での買い物だったので、正直怖かったです。

 

茜丸さんからあんこを購入させていただきました。注文から2~4日で届くと書いてあり、先延ばしにしてしまい、配送が延期されないかだいぶ焦りました。無事届いてよかったです。

 

皆さんは2週間前には手配しておきましょう。

 

www.akanemaru.co.jp

 

包装紙

800枚購入しました。サイズ、機能性ともに問題はなかったです。

 

あとは味の区別がつくように、100均のシールを包装紙に貼りました。


購入した包装紙のリンク↓

https://www.amazon.co.jp/dp/B0787MJC4K/


事前準備(会計システム編)

友人が主に作ってくれたので、詳しくは書けませんが、概要を軽く知っている限り書いておきます。

・管理画面

・表示ディスプレイ

・ユーザー用ディスプレイ

の3つのフロントサイドと、それらのデータを統合・管理するバックサイドに分かれています。

フロントエンドはVue、バックエンドにaxumを使ったそうです。

素晴らしいシステムを作ってくれてありがとうです!

管理画面

 

ユーザーディスプレイ (左: ステータス表示, 右: 予想待ち時間表示)



github.com




実際の調理工程

  1. 生地の作成
    先ほども書きましたが、だいぶ時間がかかります。
    朝に大量に生地を作っておき、2Lのペットボトルに入れて冷蔵保存していました。

  2. 型を温める
    型の温度を調整します。霧吹きで水をかけて、1,2秒で蒸発するぐらいがちょうどいいらしいです。一瞬で蒸発するのであれば、水を吹きかけて冷ましましょう。

  3. 油を塗る
    めっちゃ大事です。最初の方、塗った油の量が少なく、型に生地がくっついてしまい、たい焼きが全滅してしまいました。
    鉄製の型だったので、型が慣れていない(伝わってほしい)状態もあったと思いますが、毎回忘れずに塗りましょう。

  4. 生地を片面に注ぐ
    入れすぎ注意です。思ったよりも少ないです。入れすぎると、仲間で火を通すのに時間がかかってしまい、生焼けになってしまいます。2/3程度まで入れて、型を倒し、全体的に広げましょう。

  5. 餡を入れる
    めっちゃ入れましょう。中身の少ないたい焼きなんて嫌です。

  6. 型を閉じる
    表面(見えないですが)が焼けてきたら、型を閉じましょう。竹串とかで剥がしてみるとわかりやすいです。一旦生地が型から外れるかどうか、みておくと良いと思います。
    閉じてある程度焼いたら、両方の型から生地が離れることを確認しましょう。

  7. いい感じの色になるまで焼く
    正直感覚です。普段お店で見るぐらいの色になれば良いです。生地を入れすぎてしまうと、中が焼けていなく、生焼けになってしまうので長めに焼きましょう。

慣れるまで時間がかかりますが、慣れると1レーン(5個)を15分弱でできるようになります。多くても1人で2レーンまでしかできなさそうです。1人1レーンで作業量的にはちょうど良いかも。

自分たちは前日練習を設けていたのですが、雨で仕方なくぶっつけ本番になってしまいました。


なんだかんだここまでやると、下の写真のような良さげなたい焼きができます。開始3時間程度で取得したたい焼き焼きスキルです、結構上手じゃないですか??????

焼けたたい焼き

トラブル、反省点とか

正直、数えたらきりがないぐらいです…


思い出したものを適当に書いておきます。

まとめると、計画段階での見通しが甘く、友人を働かせすぎてしまったり、文化祭途中で撤収したりしなければいけなくなりました。

 

  1. 油関係
    初日の焼き始めの際、塗っていた油が少なく、生地が型にくっついてしまった。鉄製の型が慣れていなかったものあると思います。

    油を塗る際、事前の想定ではキッチンペーパーで十分だと思っていましたが、こういう塗るやつがあったほうがいいと思います。めちゃくちゃ便利でした。

    油引き(ケース付)jp.daisonet.com


    僕がいらないという中、購入してくれた友人には感謝です…効率がめちゃくちゃ上がりました。

  2. 生地関係
    上記にも書きましたが、1から作るのはだいぶしんどかったです。そのせいで友人を1日中働かせてしまったり…

    生地の仕込みぐらい一気にできるでしょ!って思っていたんですけど、そんな訳もなく…見通しが甘すぎました。


  3. ガス関係
    これが一番の反省点ですね…
    2日間でピッタリ使い切る量でガスをレンタルしていました。

    実際は1時間前からガスを使って試し焼きなどを行なっていたため、2日目にあと2時間ほど残してガス欠になってしまい、撤収せざるを得ませんでした。

  4. 会計関係
    会計の管理システムを作っていたのですが、売った個数と金額が2日間とも一致しませんでした。文化祭の経理担当の人に反省文を2枚 (2行x2) 提出しました。200円で売ってるのに100円多いのなんで!!!!


感想

模擬店を運営する上で、色々悔いは残りましたが、ただ単に楽しかったです。

買い出しに複数回駆り出された友人、朝早くから生地を一緒に作ってくれた友人、そして計画を一緒に練ってくれた友人、事前準備から当日まで、色々お世話になった文化祭実行局の人、経理担当の人、挙げたしたらキリがないですが、本当に一緒にやってくれて感謝しています。ついてきてくれて本当にありがとう!!!!!

来年も是非、何かできたらいいなと思っています。一緒にやってくれる人探してます!!!!!

 

写真もっと貼りたかったな…忙しくて殆ど撮れず…